
Alphabetの過去最大847億5000万ドルの増資が応募超過で完了、Berkshireが100億ドル出資
Alphabetは過去最大となる847億5000万ドルの増資を実施し、2010年のPetrobrasによる700億ドルの記録を塗り替えた。第1トランシェは450億ドルの応募超過となり、Berkshire Hathawayが100億ドルを出資した。調達資金は、今年予定されている1800億〜1900億ドル規模のAIデータセンター設備投資に充てられる。この応募超過とBerkshireの参画は、大規模なAIインフラに対する機関投資家の本格的な投資意欲を示している。AnthropicやSpaceXがIPOを控えるなか、業界全体で今後5年間に必要とされる8兆ドルの資本要件の引き受け手を探す上で、これは重要な下支えとなる。
techcrunch.com →- 02
MicrosoftのMAI-Thinking-1がAIME 2025で97%を獲得、OpenAIからの蒸留なしMicrosoftの「MAI-Thinking-1」は、総パラメータ数約1兆のうち350億のアクティブパラメータを持つスパースなMoEモデルである。商用ライセンスデータを用いて学習され、OpenAIモデルからの蒸留を一切行わずにAIME 2025で97.0%、AIME 2026で94.5%のスコアを達成した。また、Surgeの独立した評価者からはClaude Sonnet 4.6よりも高く評価されている。同モデルはMicrosoft Foundryでプライベートプレビューとして提供開始され、Azure上のエンタープライズ開発者にOpenAI以外の推論モデルの選択肢をもたらす。これは、同社がOpenAIの技術を再販するだけでなく、独自のフロンティアAIを構築していることを示す具体的な証拠である。
thurrott.com → - 03
CloudflareがVoidZeroを買収、ViteやRolldown、OxcはMITライセンスとベンダー中立を維持Cloudflareは、Vite(週間約1億2900万ダウンロード)やVitest、Rolldown、Oxcを開発するスタートアップのVoidZeroを買収する。既存のチームは残留し、全プロジェクトは引き続きMITライセンスおよびコミュニティ主導で運営される。同社は、Viteコアチームが管理するViteエコシステムファンドに100万ドルを拠出する。これは、ViteがVue、SvelteKit、Nuxt、Angularなど多数のフレームワークの共通基盤としての地位を確立する要因となった中立性を構造的に保証するものだ。
blog.cloudflare.com → - 04
AI起因の米国人員削減、1月の7%から5月には40%へ急増Challenger Grayの報告によると、5月の米国の人員削減数は97,006件に上り、そのうち38,579件でAIが理由として挙げられた。これは同社が2023年に同カテゴリーの追跡を開始して以来、月間のAI起因の削減数として過去最高であり、全体に占める割合は1月の7%から5カ月で40%へと急拡大した。テック業界は5月までに123,653件の削減(2025年比66%増)で首位に立つ一方で、採用発表数でもトップとなっている。このパターンは、業界の縮小というよりも、AIインフラへの構造的な人員再配置と一致している。
challengergray.com → - 05
Uber、2026年のAI予算を4ヶ月で消化しClaude CodeとCursorを月額1,500ドルに制限Uberは、利用量でスタッフをランキングし最大限の利用を推奨した結果、2026年のAI予算全額をわずか4ヶ月で使い果たした。現在、同社はエージェント型コーディングツールの利用を従業員1人あたり月額1,500ドルに制限しており、超過分には明示的な承認を求めている。AIへの支出と消費者向け新機能の開発成果を結びつけるのは困難だとするCOOの発言は、注目すべき転換点を示している。世界で最もAIに積極的な企業の1つが、エージェント型コーディングツールの大規模導入におけるROIに公然と疑問を呈する事態となっている。
techcrunch.com → - 06
三菱重工とPreferred Networks、防衛・重要インフラ向け国産AIで提携三菱重工とPreferred Networks(PFN)は6月2日、防衛および社会インフラ向けAIの共同開発に向けた業務提携を締結した。三菱重工のハードウェアとシステム統合技術に、PFNの基盤モデル「PLaMo」とプロセッサ「MN-Core」を組み合わせる計画で、2026年度内の資本提携を目指している。今回の提携は、海外のAIサプライチェーン依存に対する日本の懸念への明確な対応であり、国内防衛産業における国産AIスタックの形成を意味する。
mhi.com → - 07
TSMCのCEO、2026年のAIチップ需要は最先端ノード生産能力を25〜30%超過し2027年まで緩和せずTSMCのCEOであるC.C. Weiは6月4日、株主に対し、2026年には最先端ノードの需要が生産能力を25〜30%上回ると語った。NvidiaやカスタムシリコンのアクセラレータにHBMメモリを積層する高度なパッケージング技術「CoWoS」の生産枠は完売しており、少なくとも2027年までこの制約は解消されない見通しだ。Alphabetが新たなAIデータセンターに847億ドル超を投じ、他のハイパースケーラーも2026年から2027年にかけての設備投資を加速させる中、同社のボトルネックはAIインフラの拡張速度に対する決定的な上限となっている。需要はあっても、シリコンが不足している状況だ。
theverge.com → - 08
Benchmarkが12億5000万ドルのグロースファンド設立、30年のアーリーステージ特化を転換Benchmarkは、12億5000万ドルのグロースファンドと7億5000万ドルのアーリーステージファンドの2つで総額20億ドルを調達した。これにより、1990年代から同社の特徴であった約4億2500万ドル規模の小型ファンド運用という方針に終止符を打った。この方針転換は、CerebrasのIPOでもたらされた32億5000万ドルのリターンが原資となっている。アーリーステージ特化を貫いていた最後の名門VCが動いたことは、AIインフラの資金調達ラウンドの規模が、もはやどの主要ファームにとってもこのサイクルに乗り遅れずにやり過ごすには大きすぎることを明確に示している。
techcrunch.com → - 09
Rampが7億5000万ドル調達、ランレート収益15億ドル超で評価額3倍の440億ドルにRampは、ICONIQ、GIC、Ontario Teachers' Pension Planが主導するシリーズFラウンドで7億5000万ドルを調達し、評価額は2025年3月の130億ドルから440億ドルへと上昇した。同社のランレート収益は現在15億ドルを超え、フリーキャッシュフローは黒字化している。AIトークンの支出管理という切り口は新たな領域だ。BrexがCapital Oneに吸収され、Ripplingが人事と支出管理を統合する中、同社は高騰するAIサービスコストの抑制を図る企業向けの独立系プラットフォームとしての立ち位置を確立しつつある。
techcrunch.com → - 10UberがNuroに5億ドル出資、LucidとNvidia基盤のロボタクシー35,000台配備へ
UberはNuroに対し、2億300万ドルのシリーズEラウンドとマイルストーン連動型の分割投資を合わせ、5億ドル近くを資金提供した。これは、Nvidia DRIVE AGX Thorを搭載したLucid GravityのSUVをベースとする35,000台の無人運転車を、2026年末までにUberの配車ネットワークに導入するための動きだ。同社はすでに最初のマイルストーンを達成し、カリフォルニア州車両管理局(DMV)から無人運転テストの承認を得ている。これは、ロボタクシーの構築が単一企業によるエンドツーエンドの展開から、複数のパートナーによる「資本・ハードウェア・プラットフォーム」の統合スタックへと集約されつつあることを示している。
money.usnews.com →