
OpenAIの未発表モデルAstra、10年間未解決の数学問題10問を1問2,000ドル未満で解決
OpenAIは、次期主要モデル「Astra」の社内バージョンに、少なくとも10年間大きな進展がなかった数学および理論計算機科学の難問10問を解かせ、その解答のLean 4による形式化を「openai/ten-proofs」リポジトリで公開した。ここで重要なシグナルとなるのがコストだ。数日前にAnthropicが暗号の脆弱性発見に費やした100,000ドルに対し、GPT-5.6 Solのトークン料金換算で1問あたり2,000ドル未満に収まっている。Simon Willisonは、プロンプトが未公開であり失敗回数も明かされていないため、実際の成功率は不明だと指摘している。研究レベルの証明生成は安価になったものの、その信頼性は外部からまだ測定できないのが現状だ。
出典: simonwillison.net ↗
彼らは「我々の次期主要モデルであるAstraの内部バージョン」を、「少なくとも10年間、主要な結果に進展が見られなかった」10個の数学の問題の解を見つけるために投入した。
Simon Willison, simonwillison.net
なぜ重要か
- → 10年間停滞していた数学の証明が2,000ドル未満のコストで解かれたことは、AI研究能力が新たな規模に到達していることを示唆している。
- → 信頼性の指標は依然不透明で、解の数やプロンプト戦略は未公開だ。
- → 数学者のワークフローを個人の洞察から人間とAIの協業モデルへと移行させる。
数学の機械化の時